建築11作品収録
 座談会「建築家、大いに語る」

建築11作品を収録した本号。座談会「建築家、大いに語る Talk Session」では収録作品の中でも、「保育園・幼稚園」「ホテル」「パヴィリオン」「木構造」をテーマにして、設計者や構造家に集まっていただき座談会を開きました。



200 pages
ISBN978-4-87140-951-3 C1352
2018年5月1日発行
¥2,566(税込)

 

作品
慶松幼稚園 原広司
解説:慶松幼稚園 中園幸佑
解説:分光装置としての世界の成り立ちとnmの細度に下降する建築的寸法 原広司
あおぞら保育園 古谷誠章
解説:同心円状の広がりを伴った多角形の空箱 古谷誠章
すばる保育園 藤村龍至
解説:連続体としての保育園建築 藤村龍至
ナインアワーズ竹橋 平田晃久
解説:コフィンとは異なるカプセルの集まり方 平田晃久
hotel koe tokyo 谷尻誠+吉田愛
解説:ナイス・ミスマッチなラフジュアリィ 谷尻誠+吉田愛
THE BLEND INN 島田陽
解説:街の魅力を再発見する建築のありかた 島田陽
長崎県庁舎(行政棟・議会棟) 日建設計
解説:長崎県庁舎のデザイン 山梨知彦
COEDA HOUSE 隈研吾
解説:現代版斗?による半屋外空間 隈研吾
由布市ツーリストインフォメーションセンター 坂茂
解説:単純で透明な箱と森のような木の空間 坂茂
守山市立守山中学校 石原健也
INSIDE VIEW:〈学校〉に地域を引き込む場を実現する技術とは 石原健也
日本海事検定協会本部ビル 竹中工務店
解説:環境と人に呼応するワンルーム 花岡郁哉


[Talk Session]
―建築家、大いに語る

session 1: Education [幼稚園・保育園]

原広司×古谷誠章×藤村龍至
教育について話そう|地域社会との関係|開くことと閉じること|
空間的実践としての教育の場|「みんな一緒」と「個性」|
忘れられたトレーニング|水平/垂直の力|キッチン化社会




session 2: Hotel [宿泊施設]

平田晃久×島田陽×谷尻誠×吉田愛
建築をつくることとブランディング|大阪のホットスポットに計画されたホステル
都市に投げ出されたカプセル|24時間使える建築|可能性があるだけの場所|
機能主義に曝される生な身体|動的抽象性|コックリさんのような設計をするには




session 3: Pavilion [実験系建築]

隈研吾×藤本壮介
実験少年|概念の実験|モックアップによるちゃぶ台返し|
ブリキ細工のキャピタル|アートの病魔|伝統のヤバさとプロポ文化




session 4: Wood Structure [木構造]

江尻憲泰×佐藤淳
伝統工芸派と伝統木造派|エンジニアリング的な木の利点|
新しいジョイントと伝統的な技術|職人たちとコミュニケーション|直交嵌合|
複雑な接合部の検討方法|耐火対策と比強度の高さ






PLOT
「f project」編
設計:TNA
語り手:武井誠・鍋島千恵
phase 1
面と線の鬩ぎ合い
「桃園市立美術館」編
設計:山本理顕+石昭永
語り手:山本理顕・土岐晃司
phase 1
コンペティション

設計のプロセスに迫る「PLOT」は、二つのプロジェクトを紹介。


連載
エッセイ 地球の景色21 藤本壮介


GA広場
建築の自由を考えてみる
石上純也展覧会 “Freeing Architecture”
編集部

現代的都市生活者のリアリティを表現する住居のあり方
アパートメントハウス

煖エ一平

一つの光源で11,603本のストリングスに光をあてる
LIMITLESS CO-EXISTENCE

市川創太・新井崇俊

音が生まれるガラスの空間
Soundscape

萬代基介