2010年5月5日





5月5日


成都のリュウ・ジャークン氏の建物をいくつか見せていただいた。

成都と言えばパンダで有名だが、ここは、その中心地、成都大熊猫繁殖研究基地。

人工授精させてパンダを育てており、山二つ分ぐらいある敷地を人々に開放して、大小のパンダを見せている。その一番奥にある、まさしく繁殖させるための中心施設がリュウ・ジャークン氏による作品。

荒々しいコンクリート壁が山の起伏や形状に合うようにカーブして続き、広大な自然とコンクリート壁が好対照だった。

彼は、その建物が置かれる状況によって、かなり作風が異なる建築家で、これは自然景観のなかに建つ鹿野苑石仏博物館と同類のもの。

(斎藤日登美)




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