TADAO ANDO RECENT PROJECT 2




前作から4年。アジアへ視野を広げた建築家・安藤忠雄の最新プロジェクト集。
今回の作品集の最大の特徴は、世界中からの最新作6作を含め、現在工事中の作品、設計中の作品を含めた立体的な構成で、安藤さんの現在形に迫っていることです。しかも、そのうち5作は、作品集としては世界初収録で、すべてGAの現地取材により、安藤建築の魅力をガッチリお伝えします。


エッセイ
建築文化を育むクライアントとの出会い 
安藤忠雄

トップを飾る、韓国の「ハンソル・ミュージアム」は、古墳が点在する歴史的な風土に立つ現代美術館です。安藤さんがアメリカや日本で展開されてきた、ガラス・スキンとコンクリート・ボックスの二重被膜による、中間領域を持った美術館建築が、現地周辺の石材による壁とコンクリート・ボックスによる構成となり、谷状の地形の中にくさび形に沈められて、シーンが展開します。少々、行きにくい場所ですが、ぜひ体験してみたい建築です。


ハンソル・ミュージアム
大韓民国,原州市

北京国子監ホテル+美術館
中華人民共和国,北京

上海保利大劇場
中華人民共和国,上海

北京紅楼夢ホテル
中華人民共和国,北京,懐柔区

ボンテ・ミュージアム
大韓民国,済州島

良渚村文化芸術センター
中華人民共和国,杭州

韓屋のゲストハウス
大韓民国,驪州

元美術館
中華人民共和国,北京


インタヴュー1
建築を知ること,伝えること,コミュニケーションすること 
安藤忠雄

元気な東アジアの現場が、この数年でも大きな成長を遂げていることは、現場写真や安藤さんのお話からも伝わってきます。もちろん、欧米のプロジェクトも進んでいます。すでに芸術修復センターを完成させている「クラーク美術館」でも、既存棟への増築による本館が竣工間近。「パラッツォ・グラッシ」、「プンタ・デル・ドガーナ」で、歴史的な建築を現代美術館に転換し、話題を集めたヴェネツィアでは、最新作「テアトリーノ」に加えて、新しい計画が進行中。「最も高貴な共和国」サンマリノでは、歴史的な都市に現代の活力を埋め込む、新たなアーバン・プロジェクトが構想中で、建築を越えた拡がりに期待です。


クラーク美術館増築計画
アメリカ,マサチューセッツ州,ウィリアムズタウン

テアトリーノ
イタリア,ヴェニス

モンテレイ大学RGSセンター
メキシコ,モンテレイ

ボスコ スタジオ&ハウス
メキシコ,オアハカ州,プエルト・エスコンディード

サンマリノ プロジェクト
サンマリノ共和国

マンガロールの住宅
インド,カルナータカ州,マンガロール

ヴェニスの住宅
イタリア,ヴェニス


インタヴュー2
「つくること」の現状 
安藤忠雄


二川由夫によるインタヴューでは、安藤さんの率直な気持ちが語られています。建築が人々の営みの記憶を重ね合わされる場であるなら、その形は、もしかすると見える形の上に、人々が育てたイメージが重ね合わされた姿かもしれません。一方、一人ひとりの建築について思う人間から見れば、その記憶をどのように形として残せるか。安藤さんなりの実直な方法も語られていて、その話を聞くものは、あらためて建築の原点に思いをはせるでしょう。


IPU環太平洋大学[PHILOSOPHIA],アスリートホール[TOP GUN]
岡山県

老木レディスクリニック
大阪府和泉市

大阪の都市空間に対する提案
希望の壁/都市の大樹,うめきた広場
大阪府

ANDO MUSEUM
香川県香川郡直島町

みやこ町立伊良原小中学校
福岡県京都郡みやこ町

広尾チャペル
東京都渋谷区

プロジェクト・リスト
English, Japanese text
180 total pages, 90 in color
Size: 300×257mm
ISBN978-4-87140-683-3 C1052

20130823日発行


3,800+税