[総括と展望] 建築2003/2004
座談会:塚本由晴・日埜直彦・二川由夫

ヴォイス 建物と街並みを愛して 渡辺篤史
エッセイ 地球の細道31 安西水丸
ヴォイス 廃墟と建設現場の関係 小林伸一郎

[総括と展望] 建築2003/2004

 座談会
 塚本由晴
 日埜直彦
 
二川由夫

“H&deMの「プラダ」や、MVRDVの「まつだい」のような外国人の作品が目立ちました。良い悪いではなく、横並びではないという感じ。” 
塚本由晴

“建築の状況が、全体として現在進行中といった印象を受けます。つまり、「アノ人がアレをつくった」式の言い方では、もはや建築の流れを捉えることができないような状態ではないでしょうか。”
日埜直彦

“「せんだい」や「大さん橋」といった、トピックスのような作品が必ずあるけれど、今年は本当に無いような気がするんです。こじつけかもしれませんが、今年を象徴するのは「六本木ヒルズ」なのではないかと思った。”
二川由夫

ひと休みなんて言っていられない六本木ヒルズが投げかける問題建築をつくることが持っている質若手の動向とコラボレーションツカモト的建築の中心「有機的」な建築最適化の建築「有機」的に建築を見ると「発見的」価値と「これでいいのだ」公共建築に対する参加一人の建築家と公共との関係

特集
建築の内と外 8組の日本人建築家が考えていること

青木淳 プログラムの露出=透明逆照射しない存在当事者と相対化抗原抗体反応無数の初期設定体験と内包した印象
伊東豊雄 外部に関心が無い物理的に開く社会内存在としての建築場所をつくるシンボル現代的な身体感覚内部の切断面としてのファサード透明の先にあるもの
入江経一 アーティキュレーションinturnable space「コの字」の括り方具象がないと抽象が表れない無防備でいること主体・客体の差がない状態
隈研吾 客観的に「透明」なこと「/」を建築化する内」≠「こちら側」中間領域二項対立から逃れると見えるもの多様な選択肢から抽出する「内」で感じる差異
妹島和世
  +
西沢立衛
プランとカタチ有機的な連続性都市への参加独立性と連続性閉鎖性と開放性
原広司 「都市と住居」「内と外」の反転メッセージを伝える反射装置集団の性質と「外」まず「外」を作る新しい被膜が作る絶対的な気候区「内」→「外」→「内」
槇文彦 バランスのある被膜どのように関係をつくるか建築の気持ちよさ中と外の仕切り方現代的なスケールと立体感
山本理顕 制度的な内と外近代における未来都市の実現内側のシンボライズ住宅を繋ぐもの/開くものプライバシーの再考


作品

ディオール表参道 妹島和世+西沢立衛
みなとみらい線 みなとみらい駅 早川邦彦
みなとみらい線 馬車道駅 内藤廣
山口情報芸術センター 磯崎新
神奈川県立近代美術館 葉山 佐藤総合計画
大阪府立北野高校 六稜会館 竹山聖
京都・小野 岸和郎

連載/
記事

GA SCHOOL「建築/設備のフロンティア」高間三郎
 
第二回/設備設計の先駆者たち
GA SCHOOL「モダン・シアター・ストーリー」本杉省三
 
第六幕/完全と不完全。両極端な劇場からの再出発 
東京・小説 隈研吾
 
最終話/肺炎で高熱をだし,右目を殴られ,右手首を深く切った。
 ナマのままで体を開くと,どんな目にあうのか……

GA
広場

中国の建設システムとの格闘
 
/北京建外SOHO 第一期 
 
山本理顕・日野雅司
東京モーターショー2003レポート
 
沢村慎太朗
カタールにおけるDAのデザイン・コントロール術
 
/ブリッジ・アーツ&サイエンス・カレッジ 
 
小嶋一浩+赤松佳珠子・渡邉健介
不定形のインテリア
 
/Y's 六本木ヒルズ店
 
ロン・アラッド
FAX建築批評
IKADA乗りの視線 2 
 
中山英之・西澤徹夫・山口誠
空虚なメーソンリー
 
/N邸(仮称)工事現場 
 
山下保博
構造家の思考法:岡村仁
 
??青木淳設計「MITSUBISHI MOTORS MOTOR SHOW」を中心に 

176 total pages, 72 in color
ISBN4-87140-865-5 C1352
2004年1月1日発行
¥2,333+税